#110.「良くなったのに戻った…」は回復の途中|うつの回復は“階段”

#110.「良くなったのに戻った…」は回復の途中|うつの回復は“階段”

メタディスクリプション
「良くなったのに、また戻った…」は失敗じゃありません。うつ・抑うつの回復は一直線ではなく“階段”みたいに上がったり下がったりします。体験談つきで、落ちた日にやる最小手順(点数づけ/最低ライン/反動防止/記録のコツ)をまとめました。今日は0点でも合格でいい。

※筆者について
筆者は当事者として通院・休職を経験し、回復途中です(医療者ではありません)。症状や治療は個人差が大きいので、最終判断は主治医の指示を優先してください。

〖強調ルール〗 普通:黒字 / 気にするレベル:黒太字重要:赤字超重要:赤太字


はじめに(いま落ち込んでる人へ)

良くなったと思ったのに、また動けなくなった。
で、「全部ムダだった…」って感じて、心がズーンって沈むやつ。
うん、分かる。めちゃくちゃ分かる。

でもね、それって失敗じゃないんだ。
回復って、直線じゃなくて“階段”みたいなもの。
一段上がったと思ったら、ちょい下がって、また上がって…を繰り返しながら、全体として上がっていく。

体験談(あなたの言葉)
私も回復途中で、良くなったと感じた日々を過ごしていたら、引き籠る生活に戻ってしまったりと、繰り返していきました。段々と良くなったと感じる日が多くなっていきました。

気にするレベル:戻ったように見えても、回復の“筋力(耐性)”はちゃんと残ってる
戻った日でも「最低ラインに戻る」を選べた時点で前進。前はそこに戻れなかった、ってことが多いから。

重要:この記事は「回復の波が来た日」に読む用です。
がんばる記事じゃない。落ちた日に、悪化を止める記事

超重要:命の危険を感じる/今夜ひとりで耐えられない時は、この記事より先に119/110や医療へ。
相談先のリンクも含めて、詳しくは 「6.受診・相談の目安」 にまとめました。


結論(まずここだけ)

  1. 回復は“階段”。上がったり下がったりしてOK。
  2. 重要:落ちた日は「原因探し」より「最低ラインで悪化止め」が先。
  3. 超重要:危険サインだけは別枠。ためらわず相談・受診

INDEX

  1. 回復期は波が出る(良くなったり悪くなったりする)理由
  2. 「良くなったのに戻った日」に起きてること(悪化じゃなく揺り戻し)
  3. 落ちた日の最小手順:点数で決める(0〜10点)
  4. 反動を減らすコツ:調子いい日にやる“7割ルール”
  5. 回復の見え方を変える:記録は“日”じゃなく“週”で見る
  6. 受診・相談の目安(迷ったら早めでOK)
  7. 今日やるチェックリスト(コピペOK)
  8. 次に読む(おすすめ3本+折りたたみ)
  9. FAQ

1. 回復期は波が出る(良くなったり悪くなったりする)理由

うつ・抑うつって、気分だけの話じゃなくて、睡眠・食欲・不安・集中・体のだるさ…
いろんな要素が日替わりで波になります。

気にするレベル:回復期は「できる日」が増えたぶん、反動も起きやすい。
調子が良い日に予定を詰めたり、やり残しを一気に取り返そうとすると、翌日〜数日でドンと落ちることがある。

重要:「落ちた=全部ダメ」ではなく、「揺れながら戻ってる途中」
階段って、踊り場があるし、たまに一段戻る。でも全体で上がってればOKなんだ。

参考(内部リンク):回復期の波と過ごし方を整理 → #085.回復期を無理なく進む8ステップ

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2. 「良くなったのに戻った日」に起きてること(悪化じゃなく揺り戻し)

「また引きこもりに戻った…」って日は、だいたいこのどれかが混ざってる。

  • 反動:調子良い日にやり過ぎた(予定・家事・連絡・外出)
  • 刺激:人付き合い、仕事の話、家族イベントで消耗
  • 体の要因:睡眠不足、脱水、寒さ、体調不良など(可能性)
  • 自責:「できない=価値がない」に脳が飛ぶ

重要:落ちた日の脳は“人生の結論”を出しがち
「もう一生ダメ」「治らない」「迷惑しかかけない」…ってやつ。
それ、あなたの本音じゃなくて“症状の声量”の可能性が高い。

関連(内部リンク):自分責めが止まらない日の止血 → #070.自責ループをゆるめる7つ

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3. 落ちた日の最小手順:点数で決める(0〜10点)

しんどい日は「何したらいい?」を考えるだけでHPが減る。
だから、点数で決めよう

0〜2点(生存モード)

超重要:勝ち条件は“生きてること”
水ひと口/深呼吸/横になる。できたら今日は合格。

3〜5点(維持モード)

重要:最低ラインだけ固定
食べる(少しでも)/起床(±1hでOK)/外気1分。
ここまでできたら追加で頑張らない

6〜8点(回復モード)

最低ライン+1個だけ。温かい飲み物/5分散歩/シャワー(無理なら拭くだけ)など。

9〜10点(余裕モード)

“取り返し”はやり過ぎやすいので、後述の7割ルールで。

参考(内部リンク):点数別の最低ライン回復プラン → #064.1週間の“最低ライン”回復プラン

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4. 反動を減らすコツ:調子いい日にやる“7割ルール”

回復の階段で一番あるあるが、これ。
「動けた!取り返す!」→ 翌日しぬほど落ちる

重要:調子いい日は“7割でやめる”のが回復のコツ
100%やると、階段を一気に駆け上がって、次の日ズサーッて滑る。

  • 予定は1個だけ(2個目はボーナス扱い)
  • 外出したら、帰宅後は休む(回復タイムを予定に入れる)
  • 家事は“終わり”を先に決める(例:洗濯だけ、床だけ)
  • 連絡はテンプレで短く(文章を考えない)

関連(内部リンク):会社連絡が怖い日に、コピペで返す → #101.会社からの連絡が怖い|返信テンプレ7本

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5. 回復の見え方を変える:記録は“日”じゃなく“週”で見る

「昨日できたのに今日できない」で心が折れやすい。
だから“日”じゃなく“週”で見よう。

おすすめ:1日10秒メモ
・点数(0〜10)
・できた最低ライン(例:水/外気/食べた)
・反動っぽい原因(例:外出、人、睡眠)

重要:週で見た時に「0点の日が減ってる」「3〜5点が増えてる」なら、それは回復
階段は、一段一段が見えにくいだけ。

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6. 受診・相談の目安(迷ったら早めでOK)

回復の波はあっていい。けど、一人で抱える必要はない

重要:眠れない/食べられない/生活が回らないが続くなら、早めに相談してOK。
不安が強い、動悸が出る、外出が怖い、涙が止まらない…も、相談の理由になります。

超重要:危険サイン(ここは別枠)

命の危険を感じる/希死念慮・自傷衝動が強い/今夜ひとりで耐えられない ときは、ためらわず119 / 110や最寄りの救急へ。
重要:電話が無理なら、身近な人に「助けて」だけでもOK。今は“つながる”が最優先です。

電話で相談: 厚労省|電話相談窓口
SNSで相談: 厚労省|SNS相談窓口

関連(内部リンク):怖い時の受診目安と落ち着かせる手順 → #100.ストレスで胃痛・動悸・吐き気…怖い時の5分手順

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7. 今日やるチェックリスト(コピペOK)

今日は点数:( )/10

最低ライン(どれか1つで合格)

  • 水をひと口
  • 深呼吸3回
  • 何か口に入れる(ゼリーでもOK)
  • 外気を1分(玄関を開けるだけでもOK)
  • 体を温める(毛布/温かい飲み物)

重要:今日は「結論」を出さない
(退職・別れ・人生の判断は保留。明日の自分に渡す)

ひと言メモ(10秒)
今日落ちた理由っぽいもの:____(睡眠/外出/連絡/不安/寒さ など)

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次に読む(おすすめ3本)

まずはここ(おすすめ3本)

  1. #085.回復期を無理なく進む8ステップ
  2. #064.1週間の“最低ライン”回復プラン(0点の日でもOK)
  3. #101.会社からの連絡が怖い|返信テンプレ7本

※余裕がある日に、下の「まとめ(折りたたみ)」もどうぞ。

まとめを開く(内部リンク一覧)

体の症状が怖い(動悸・胃痛・吐き気など)

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FAQ

Q1. 良くなったのに、また寝込んだ。治ってないってこと?

A. ちがう。回復は階段だから、下がる日があってOK。重要:見るのは“全体の傾き(週)”です。

Q2. 落ちた日は、原因を考えた方がいい?

A. しんどい日は原因探しより悪化を止めるが先。落ち着いてから「睡眠/外出/刺激/自責」などを1個だけ振り返れば十分。

Q3. 調子いい日に頑張りすぎるのを防ぐコツは?

A. 7割ルール。予定は1個、帰宅後は休む、家事は終わりを先に決める。重要:回復期は“足す”より“減らす”が効きます。

Q4. 回復してるか不安…何を指標にしたらいい?

A. 1日10秒でいいので「点数(0〜10)」を付けて、週で見てください。0点が減る/3〜5点が増えるなら回復です。

Q5. 波が強すぎる/長引く気がします。どうしたら?

A. 重要:「波がある」は普通だけど、強すぎる・長すぎる・生活が止まるなら、ひとりで抱えず主治医に相談してOK。
相談先(電話/SNS)や緊急時の動きは 「6.受診・相談の目安」 にまとめています。


おわりに

回復は階段。
今日は下がった日でもいい。下がった日の過ごし方が、次の一段を作ります。

超重要:0点の日は、0点の作戦で合格
生き延びたら、それで勝ち。ほんとに。


※本記事は体験談と一般的な情報整理であり、診断・治療の代替ではありません。症状が強い場合は医療機関や公的窓口へ相談してください。


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