メタディスクリプション
「良くなったのに、また戻った…」は失敗じゃありません。うつ・抑うつの回復は一直線ではなく“階段”みたいに上がったり下がったりします。体験談つきで、落ちた日にやる最小手順(点数づけ/最低ライン/反動防止/記録のコツ)をまとめました。今日は0点でも合格でいい。
※筆者について
筆者は当事者として通院・休職を経験し、回復途中です(医療者ではありません)。症状や治療は個人差が大きいので、最終判断は主治医の指示を優先してください。
〖強調ルール〗 普通:黒字 / 気にするレベル:黒太字 / 重要:赤字 / 超重要:赤太字
はじめに(いま落ち込んでる人へ)
良くなったと思ったのに、また動けなくなった。
で、「全部ムダだった…」って感じて、心がズーンって沈むやつ。
うん、分かる。めちゃくちゃ分かる。
でもね、それって失敗じゃないんだ。
回復って、直線じゃなくて“階段”みたいなもの。
一段上がったと思ったら、ちょい下がって、また上がって…を繰り返しながら、全体として上がっていく。
体験談(あなたの言葉)
私も回復途中で、良くなったと感じた日々を過ごしていたら、引き籠る生活に戻ってしまったりと、繰り返していきました。段々と良くなったと感じる日が多くなっていきました。
気にするレベル:戻ったように見えても、回復の“筋力(耐性)”はちゃんと残ってる。
戻った日でも「最低ラインに戻る」を選べた時点で前進。前はそこに戻れなかった、ってことが多いから。
重要:この記事は「回復の波が来た日」に読む用です。
がんばる記事じゃない。落ちた日に、悪化を止める記事。
超重要:命の危険を感じる/今夜ひとりで耐えられない時は、この記事より先に119/110や医療へ。
相談先のリンクも含めて、詳しくは 「6.受診・相談の目安」 にまとめました。
結論(まずここだけ)
- 回復は“階段”。上がったり下がったりしてOK。
- 重要:落ちた日は「原因探し」より「最低ラインで悪化止め」が先。
- 超重要:危険サインだけは別枠。ためらわず相談・受診。
INDEX
- 回復期は波が出る(良くなったり悪くなったりする)理由
- 「良くなったのに戻った日」に起きてること(悪化じゃなく揺り戻し)
- 落ちた日の最小手順:点数で決める(0〜10点)
- 反動を減らすコツ:調子いい日にやる“7割ルール”
- 回復の見え方を変える:記録は“日”じゃなく“週”で見る
- 受診・相談の目安(迷ったら早めでOK)
- 今日やるチェックリスト(コピペOK)
- 次に読む(おすすめ3本+折りたたみ)
- FAQ
1. 回復期は波が出る(良くなったり悪くなったりする)理由
うつ・抑うつって、気分だけの話じゃなくて、睡眠・食欲・不安・集中・体のだるさ…
いろんな要素が日替わりで波になります。
気にするレベル:回復期は「できる日」が増えたぶん、反動も起きやすい。
調子が良い日に予定を詰めたり、やり残しを一気に取り返そうとすると、翌日〜数日でドンと落ちることがある。
重要:「落ちた=全部ダメ」ではなく、「揺れながら戻ってる途中」。
階段って、踊り場があるし、たまに一段戻る。でも全体で上がってればOKなんだ。
参考(内部リンク):回復期の波と過ごし方を整理 → #085.回復期を無理なく進む8ステップ
2. 「良くなったのに戻った日」に起きてること(悪化じゃなく揺り戻し)
「また引きこもりに戻った…」って日は、だいたいこのどれかが混ざってる。
- 反動:調子良い日にやり過ぎた(予定・家事・連絡・外出)
- 刺激:人付き合い、仕事の話、家族イベントで消耗
- 体の要因:睡眠不足、脱水、寒さ、体調不良など(可能性)
- 自責:「できない=価値がない」に脳が飛ぶ
重要:落ちた日の脳は“人生の結論”を出しがち。
「もう一生ダメ」「治らない」「迷惑しかかけない」…ってやつ。
それ、あなたの本音じゃなくて“症状の声量”の可能性が高い。
関連(内部リンク):自分責めが止まらない日の止血 → #070.自責ループをゆるめる7つ
3. 落ちた日の最小手順:点数で決める(0〜10点)
しんどい日は「何したらいい?」を考えるだけでHPが減る。
だから、点数で決めよう。
0〜2点(生存モード)
超重要:勝ち条件は“生きてること”。
水ひと口/深呼吸/横になる。できたら今日は合格。
3〜5点(維持モード)
重要:最低ラインだけ固定。
食べる(少しでも)/起床(±1hでOK)/外気1分。
ここまでできたら追加で頑張らない。
6〜8点(回復モード)
最低ライン+1個だけ。温かい飲み物/5分散歩/シャワー(無理なら拭くだけ)など。
9〜10点(余裕モード)
“取り返し”はやり過ぎやすいので、後述の7割ルールで。
参考(内部リンク):点数別の最低ライン回復プラン → #064.1週間の“最低ライン”回復プラン
4. 反動を減らすコツ:調子いい日にやる“7割ルール”
回復の階段で一番あるあるが、これ。
「動けた!取り返す!」→ 翌日しぬほど落ちる。
重要:調子いい日は“7割でやめる”のが回復のコツ。
100%やると、階段を一気に駆け上がって、次の日ズサーッて滑る。
- 予定は1個だけ(2個目はボーナス扱い)
- 外出したら、帰宅後は休む(回復タイムを予定に入れる)
- 家事は“終わり”を先に決める(例:洗濯だけ、床だけ)
- 連絡はテンプレで短く(文章を考えない)
関連(内部リンク):会社連絡が怖い日に、コピペで返す → #101.会社からの連絡が怖い|返信テンプレ7本
5. 回復の見え方を変える:記録は“日”じゃなく“週”で見る
「昨日できたのに今日できない」で心が折れやすい。
だから“日”じゃなく“週”で見よう。
おすすめ:1日10秒メモ
・点数(0〜10)
・できた最低ライン(例:水/外気/食べた)
・反動っぽい原因(例:外出、人、睡眠)
重要:週で見た時に「0点の日が減ってる」「3〜5点が増えてる」なら、それは回復。
階段は、一段一段が見えにくいだけ。
6. 受診・相談の目安(迷ったら早めでOK)
回復の波はあっていい。けど、一人で抱える必要はない。
重要:眠れない/食べられない/生活が回らないが続くなら、早めに相談してOK。
不安が強い、動悸が出る、外出が怖い、涙が止まらない…も、相談の理由になります。
超重要:危険サイン(ここは別枠)
命の危険を感じる/希死念慮・自傷衝動が強い/今夜ひとりで耐えられない ときは、ためらわず119 / 110や最寄りの救急へ。
重要:電話が無理なら、身近な人に「助けて」だけでもOK。今は“つながる”が最優先です。
電話で相談:
厚労省|電話相談窓口
SNSで相談:
厚労省|SNS相談窓口
関連(内部リンク):怖い時の受診目安と落ち着かせる手順 → #100.ストレスで胃痛・動悸・吐き気…怖い時の5分手順
7. 今日やるチェックリスト(コピペOK)
今日は点数:( )/10
最低ライン(どれか1つで合格)
- 水をひと口
- 深呼吸3回
- 何か口に入れる(ゼリーでもOK)
- 外気を1分(玄関を開けるだけでもOK)
- 体を温める(毛布/温かい飲み物)
重要:今日は「結論」を出さない
(退職・別れ・人生の判断は保留。明日の自分に渡す)
ひと言メモ(10秒)
今日落ちた理由っぽいもの:____(睡眠/外出/連絡/不安/寒さ など)
次に読む(おすすめ3本)
まずはここ(おすすめ3本)
※余裕がある日に、下の「まとめ(折りたたみ)」もどうぞ。
まとめを開く(内部リンク一覧)
0点の最低ライン(生活が止まった日に)
会社連絡・休職まわり(怖い日ほど短く)
気持ちの止血(自責・罪悪感が暴れる日に)
体の症状が怖い(動悸・胃痛・吐き気など)
FAQ
Q1. 良くなったのに、また寝込んだ。治ってないってこと?
A. ちがう。回復は階段だから、下がる日があってOK。重要:見るのは“全体の傾き(週)”です。
Q2. 落ちた日は、原因を考えた方がいい?
A. しんどい日は原因探しより悪化を止めるが先。落ち着いてから「睡眠/外出/刺激/自責」などを1個だけ振り返れば十分。
Q3. 調子いい日に頑張りすぎるのを防ぐコツは?
A. 7割ルール。予定は1個、帰宅後は休む、家事は終わりを先に決める。重要:回復期は“足す”より“減らす”が効きます。
Q4. 回復してるか不安…何を指標にしたらいい?
A. 1日10秒でいいので「点数(0〜10)」を付けて、週で見てください。0点が減る/3〜5点が増えるなら回復です。
Q5. 波が強すぎる/長引く気がします。どうしたら?
A. 重要:「波がある」は普通だけど、強すぎる・長すぎる・生活が止まるなら、ひとりで抱えず主治医に相談してOK。
相談先(電話/SNS)や緊急時の動きは 「6.受診・相談の目安」 にまとめています。
おわりに
回復は階段。
今日は下がった日でもいい。下がった日の過ごし方が、次の一段を作ります。
超重要:0点の日は、0点の作戦で合格。
生き延びたら、それで勝ち。ほんとに。
※本記事は体験談と一般的な情報整理であり、診断・治療の代替ではありません。症状が強い場合は医療機関や公的窓口へ相談してください。
.png)


























