#050.傷病手当金 支給申請書の書き方【記入例】協会けんぽ/健保組合対応|締め日で区切る・不備ゼロチェックリスト付き

傷病手当金支給申請書の書き方を「本人欄・会社欄(事業主証明)・医師欄(療養担当者)」に分けて、記入例つきで解説。差し戻し(返戻)を防ぐために、申請期間はいつ?(給与の締め日=賃金計算期間で区切る)、待期3日、有給・公休の扱い、振込口座の書き方(ゆうちょ店名3桁漢数字)、会社が書いてくれない時の進め方、支給が遅いときの確認順、訂正方法(二重線/修正テープ/訂正印不要・押印不要)、マイナンバーは必須?、時効2年、代理提出(委任状)までまとめました。※様式・運用は保険者(協会けんぽ/健保組合)と会社で異なるため、最終確認は手元の申請書と公式案内に従ってください。


最初に(超短い注意)
・この記事は一般的な書き方ガイドです。協会けんぽ/健保組合で様式や運用が違うことがあります。必ず手元の申請書・案内を優先してください。
・通勤中・業務中が原因っぽい場合は、健康保険の傷病手当金ではなく労災の可能性があります。まず会社へ確認してください。

超重要(ここだけ先に確認)
  • 申請期間は「給与の締め日(賃金計算期間)」で区切る(勤怠と揃える)
  • 待期3日=連続3日(途中で出勤が入ると成立しないことがある)
  • 口座は通帳/アプリ表示どおり(ゆうちょは店名3桁漢数字+振込用7桁)

この記事の使い方(時間ない人向け)
1)まず【提出前チェックリスト】だけ見る
2)次に【3章:締め日で区切る】→【7章:口座(ゆうちょ含む)】
3)最後に【会社欄(事業主証明)】と【医師欄】の段取りを確認して提出
※「全部理解してから書く」は不要。止まる場所だけ潰せば進みます。

結論3行+最短導線(ここだけ読めばOK)

差し戻し(返戻)を減らすコツは ①申請期間を勤怠+締め日(賃金計算期間)に合わせる ②待期3日(連続3日)を崩さない ③振込口座を表示どおり転記(ゆうちょ店名3桁漢数字) の3つです。

時間がない人は、【チェックリスト】→【3章】→【7-3】だけやればOK。
迷ったら総務に「提出は会社経由?本人提出?」だけ聞けば、いったん前に進めます。

提出前チェックリスト(不備ゼロ/差し戻し対策)

A. 申請期間・待期(いちばん止まりやすい)

  • 申請期間に未来日(まだ休んでいない日)を入れていない
  • 待期3日=連続3日(途中で出勤が入ると成立しないことがある)
  • 年次有給休暇・公休の扱いが会社の勤怠区分と一致している(自分の感覚より会社の勤怠が正
  • 申請期間は「給与の締め日(賃金計算期間)」単位で区切る運用でOKか、総務と揃っている
  • 申請期間と日数が一致している

B. 口座・本人情報(ミスりがち)

  • 銀行名・支店名・口座番号・名義(カナ)を通帳/アプリ表示どおり転記
  • ゆうちょは「支店名=3桁漢数字」「口座番号=振込用7桁」
  • 協会けんぽの最近の様式は原則「申請者本人の口座へ振込」(※受取代理人の扱いは後述)
  • 日中つながる電話番号を書いた

C. 会社欄・医師欄(段取りで遅れる)

  • 会社に渡す前に「この期間で申請OKか(勤怠区分含む)」を総務に確認した
  • 病院は「受診日に持参」or「受付で預け方確認」をした
  • 代理提出(家族・社労士など)するなら、必要書類(委任状等)の要否を確認した
  • 提出方法(会社経由/本人提出)を確認した

D. 期限(地味に怖い)

  • 時効2年(遅れるほど請求できない日が出る可能性)
  • 遅れそうなら、まず1回目を出して流れを作る

【協会けんぽ公式でよく出る】差し戻し(返戻)になりやすいポイント

  • 振込口座:金融機関名・支店名・口座番号・名義カナの誤り(ゆうちょの店名ミスが多い)
  • 申請期間:期間の記入漏れ/期間と日数の不一致
  • 傷病名:本人欄と医師欄の不一致
  • 原因欄:通勤・業務起因の可能性を放置(労災分岐)
  • 仕事内容:「事務」だけで具体性が弱い(「経理事務担当」など具体化)

INDEX

  1. 申請書はどこでもらう?(協会けんぽ/健保組合・ダウンロード)
  2. 傷病手当金の基本(待期3日・給与が出た月・支給期間)
  3. 傷病手当金の申請期間はいつ?「給与の締め日(賃金計算期間)」で区切る(例つき)
  4. 申請の流れ(本人→会社→医師→提出)
  5. 提出先はどこ?(会社経由/本人提出/代理提出)
  6. 事前にそろえるもの(保険証・通帳・勤怠・給与明細)
  7. 本人欄の書き方【記入例】(口座・申請期間・仕事内容・原因欄)
  8. 会社欄(事業主証明)の書き方|賃金計算期間・勤怠記号・よくある不備
  9. 医師欄(療養担当者)の書き方(依頼のコツ・病院で止めない)
  10. 差し戻し(返戻)原因TOP10→最短で直す順
  11. 支給が遅いときの確認順(会社→病院→保険者)
  12. 退職後・任意継続の注意(継続給付の条件)
  13. コピペ用テンプレ(総務メール/病院受付)
  14. FAQ|時効2年/訂正(二重線・修正テープ・訂正印不要)/マイナンバー
  15. まとめ(今日やること3つ)
  16. しんどい日の最短手順(体験談メモ)
  17. 関連:休職中のお金(住民税・社保・固定費)
  18. 参考(公式リンク)

1. 申請書はどこでもらう?(協会けんぽ/健保組合・ダウンロード)

入手ルートはだいたいこの3つです。いちばん早いのは総務に聞くこと。
・会社の総務が様式を持っている
・保険者(協会けんぽ/健保組合)のサイトからダウンロード
・会社から保険者の様式リンクを案内される

体験談(軽め)
僕は最初「どの様式?」で止まりました。総務に「会社経由?本人提出?どの様式?」と短文で聞いたら一発。悩む時間が一番コスパ悪かったです。

2. 傷病手当金の基本(待期3日・給与が出た月・支給期間)

2-1. 待期3日(連続3日)

待期は「会社を休んだ日が連続3日」ないと成立しません。途中で出勤が入ると成立しない扱いになることがあります。支給対象は原則4日目以降です。
※年休・公休が混ざるケースは、会社の勤怠区分に合わせるのが安全です。

2-2. 給与が出た月(差額支給)

休業中に給与が出ている間は原則支給されません。
ただし、給与額が傷病手当金より少ない場合は差額が支給される扱いがあります。
→「給与が少し出た月」こそ、会社欄(事業主証明)を丁寧に合わせるのがコツです。

2-3. 支給期間(通算1年6か月)

支給期間は「支給開始日から通算して1年6か月」が基本です。
(※詳細の判断は保険者の案内・会社状況で変わるため、手元の案内優先)

3. 傷病手当金の申請期間はいつ?「給与の締め日(賃金計算期間)」で区切る(例つき)

長期休業になりそうなときは、復帰を待たずに「締め日を過ぎた過去分」で区切って申請するのが現実的です。
ポイントは、申請期間を「勤怠+締め日(賃金計算期間)」に合わせること。

3-1. 賃金計算期間とは?(ここがズレると返戻になりやすい)

会社欄(事業主証明)は、申請期間だけでなく「賃金の計算・支給の単位」に引っ張られます。
申請期間が勤怠と合っていても、賃金計算期間との整合が崩れると確認が増えて遅れがちです。

3-2. 締め日別の区切り例

  • 月末締め:1日〜月末
  • 20日締め:21日〜20日
  • 15日締め:16日〜15日

3-3. 総務に聞く一言テンプレ(これだけでOK)

  • 「申請期間、締め日単位で区切って申請してOKですか?」
  • 「勤怠区分(欠勤/有給/公休)はこの期間で合ってますか?」

体験談(軽め)
僕は「自分の記憶」で期間を書いて、会社の勤怠(有給扱い)とズレて差し戻し。以降は総務に“期間だけ確認”して、止まる回数が減りました。

4. 申請の流れ(本人→会社→医師→提出)

申請書は基本的に3者で完成します。
1)本人:基本情報、申請期間、振込口座など
2)会社:勤務状況・給与支払い状況(事業主証明)
3)医師:労務不能と認めた期間等(療養担当者記入)
→揃ったら保険者へ提出

5. 提出先はどこ?(会社経由/本人提出/代理提出)

・会社(総務)経由で提出するパターン
・本人が保険者へ郵送/窓口提出するパターン
・代理提出(家族・社労士など)を使うパターン(委任状等が必要になる場合あり)

迷ったら総務にこの一言:
「傷病手当金の支給申請書、提出は会社経由ですか?本人提出ですか?」

6. 事前にそろえるもの(保険証・通帳・勤怠・給与明細)

  • 保険証(または資格情報が分かるもの)
  • 通帳/銀行アプリ(名義カナ確認)
  • 勤怠が分かるもの(欠勤/有給/公休の区分)
  • 給与明細(給与が出た月があるなら特に)
  • 総務の連絡先

7. 本人欄の書き方【記入例】(口座・申請期間・仕事内容・原因欄)

7-1. 連絡先

日中つながる番号を推奨。連絡が取れないと不備確認で止まります。

7-2. 記号・番号/マイナンバー(超ざっくり)

まずは保険証の記号番号を正確に転記。
記号番号が不明でマイナンバー記入になる場合は、本人確認書類など添付が必要になることがあります。
→結論:手元の申請書の指示どおりが安全です。

7-3. 振込口座の書き方(銀行/ゆうちょ:店名3桁漢数字)

ここは差し戻し(返戻)の王道ポイントです。通帳/アプリ表示どおりに転記します。

【銀行の記入例】
・金融機関名:〇〇銀行
・支店名:〇〇支店
・預金種目:普通
・口座番号:1234567
・口座名義(カナ):カズト タナカ

【ゆうちょの記入例(超重要)】
・金融機関名:ゆうちょ銀行
・支店名:二三八(※3桁の漢数字)
・口座番号:1234567(※振込用7桁)
※「記号・番号」をそのまま書く/「〇〇郵便局」と書く、は不備になりやすいです。

7-3-1. 受取代理人(委任払い)はどうなった?

結論:申請書に「受取代理人欄」が無いなら、原則“本人口座”です。
一方で、健保組合や会社の運用で扱いが違うこともあるので、手元の申請書(欄の有無)+保険者/総務の案内を優先してください。

7-4. 申請期間(本人欄)

3章のとおり、申請期間は「締め日を過ぎた過去分」で区切り、勤怠区分に合わせます。
未来日(休む予定日)まで含めると止まりやすいです。

7-5. 原因欄(業務・通勤→労災分岐)

原因欄は空欄にしない。通勤・業務起因の可能性があるなら会社へ確認して労災分岐を整理します。

7-6. 仕事内容は“事務”で終わらせない(具体化の型)

NG:「事務」「デスクワーク」だけ
OK例:

  • 経理事務担当:請求処理、月次締め、電話・メール対応
  • 営業:電話対応、顧客訪問、移動が多い
  • 現場:立ち作業、重量物あり

8. 会社欄(事業主証明)の書き方|賃金計算期間・勤怠記号・よくある不備

8-1. 会社が書いてくれない/遅いとき

やり方はシンプル。「申請期間(締め日区切り)」と「いつ頃返るか」をセットで聞く。
一言テンプレ:
「事業主証明、いつ頃までにご対応いただけそうでしょうか?提出の目安を知りたくて…」

8-2. 勤怠欄の書き方(○/△/公//など)

勤怠記号の意味は会社の運用で決まっていることが多いので、本人が勝手に解釈しない。
→「この期間の勤怠区分(欠勤/有給/公休)どうなってますか?」を総務に確認。

8-3. 賃金計算期間ごとの記入ポイント(締め日・支給賃金の整合)

「申請期間は合ってるのに止まる」原因はここ
給与が出た月(差額支給の可能性がある月)ほど、賃金計算期間の整合が重要です。

9. 医師欄(療養担当者)の書き方(依頼のコツ・病院で止めない)

9-1. 病院 申請書 依頼 方法(受付で聞くのが最速)

受付でこのまま言えばOK:
「傷病手当金の申請書で、医師記入欄の記載をお願いしたいです。預け方と受け取り方法を教えてください。」

9-2. 申請期間は“締め日を過ぎた過去分”で区切って依頼

3章のとおり。会社の勤怠・賃金計算期間と揃えると止まりにくいです。
(病院側に「この期間で証明お願いします」と渡しやすい)

10. 差し戻し(返戻)原因TOP10→最短で直す順

  1. 申請期間が勤怠・締め日とズレる → 総務確認(締め日で区切る)
  2. 待期3日の誤解(連続してない) → 勤怠を確認
  3. 有給/公休の扱いズレ → 会社の勤怠に合わせる
  4. 口座情報の転記ミス → 通帳/アプリ表示どおり
  5. ゆうちょ店名・口座番号ミス → 店名3桁漢数字+振込用7桁
  6. 受取代理人(委任払い)の誤解 → 申請書に欄があるか確認(無ければ原則本人口座)
  7. 原因欄が曖昧 → 労災分岐を整理
  8. 仕事内容が薄い → 「経理事務担当」など具体化
  9. 訂正ルール違反 → 手元様式に従う(14章へ)
  10. 提出が遅い → 時効2年を意識(まず1回目)

11. 支給が遅いときの確認順(会社→病院→保険者)

  1. 会社欄(事業主証明)は終わった?(いつ返る?)
  2. 医師欄は終わった?(いつ受け取れる?)
  3. 保険者に届いてる?(提出日・対象期間を伝える)
  4. 不備連絡が来てない?(着信・郵送)

体験談(軽め)
「遅い=全部ダメ」じゃなくて、止まってる場所を切り分けるだけで不安が減りました。

12. 退職後・任意継続の注意(継続給付の条件)

ここは条件で結論が変わります。断定で事故りやすいので、保険者の案内確認が前提です。
・任意継続中は傷病手当金が支給されない扱いが明記されていることがあります
・一方で、退職後の「継続給付」に当てはまるケースもあります
→退職・任意継続が絡むなら、総務と保険者の両方に確認が安全です。

13. コピペ用テンプレ(総務メール/病院受付)

13-1. 総務メール(会社が書いてくれない時にも使える)

テンプレ(コピペOK)

件名:傷病手当金 支給申請書(事業主証明)ご対応のお願い

本文:
お疲れさまです。傷病手当金の申請にあたり、支給申請書の事業主記入欄(勤務状況・給与支払い状況の証明)のご対応をお願いいたします。
申請期間:YYYY/MM/DD〜YYYY/MM/DD(給与の締め日=賃金計算期間で区切る想定)
※勤怠区分(欠勤/有給/公休)にズレがないかご確認いただけますと助かります。
提出方法(会社経由/本人提出)も併せてご教示ください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

13-2. 病院受付の一言(医師欄)

一言テンプレ(受付でそのまま)

「傷病手当金の申請書で、医師記入欄の記載をお願いしたいです。預け方と受け取り方法を教えてください。」

14. FAQ|時効2年/訂正(二重線・修正テープ・訂正印不要)/マイナンバー

14-1. 時効2年:いつまで遡れる?

傷病手当金には時効2年があります。遅れるほど請求できない日が出る可能性があります。
不安なら「まず1回目を出して流れを作る」が実務的に安全です。

14-2. 訂正方法:二重線/修正テープ/訂正印不要(押印不要)

訂正方法は手元の申請書の注意書きが最優先です。
案内によっては「押印不要」「訂正印不要」「二重線や修正テープで訂正可」と整理されていることもありますが、提出先・様式の指示に従ってください。
迷ったら総務か保険者に確認が最短です。

14-3. マイナンバーは必須?

多くのケースでまずは「保険証の記号番号」を記入します。
記号番号が不明でマイナンバー記入になる場合は、本人確認書類など添付が必要になることがあります。
→結論:手元の申請書の指示どおりが安全です。

15. まとめ(今日やること3つ)

  1. 総務に「提出方法」「勤怠区分」「締め日区切りで申請OKか」を確認
  2. 振込口座を通帳/アプリ表示どおり転記(ゆうちょは店名3桁漢数字+7桁
  3. 受診日に申請書を持参して受付で預け方・受け取り方を確認

16. しんどい日の最短手順(体験談メモ)

  • 総務に送るのは長文じゃなくていい → 「会社経由?本人提出?締め日区切りOK?勤怠区分合ってる?」だけ
  • 申請書は1日で全部やろうとしない → 「口座だけ」「期間だけ」で分割
  • 不安になったら“止まってる場所”へ戻る → 会社/病院/保険者

17. 関連:休職中のお金(住民税・社保・固定費)

傷病手当金は支給までタイムラグが出ることがあります。
その間に来やすいのが住民税・社会保険料・固定費。先に“優先順位”を作っておくとメンタル的にラクです。

  • 関連:休職中の住民税・社会保険料、どうする?(整理表つき):(ここに #043 のURL)
  • 関連:休職中のお金の全体像(制度まとめ):(ここに #030 のURL)
  • 関連:固定費を落として家計を延命する:(固定費見直し記事URL/未公開なら「近日公開」)

18. 参考(公式リンク)



★★★いざと言うときに備えておいても良いかな!★★★

貯金のできない私には保険って助かりました。


★★★頑張らずに頼っても良いんじゃないかな!★★★

宅配などで外に出る機会意を減らして負担芸減してもいいと思います。

カウンセラーなどに相談して、話を聞いてもらうことも、

おいしいものを食べてリフレッシュしても良いんじゃないかな!


★★★自分へのご褒美にリフレッシュもありかな!★★★

心にゆとりが戻せるように自分にご褒美を上げてみてはどうだろう!


★★★気分転換に趣味もいいかもね!★★★

趣味を見つけて何かをやってみるものいいと思う。

今までの趣味に興味がなくなっていても何か体を動かしてみることも楽しみになるかもよ。


★★★転職で環境を変えるのもいいかもね!★★★

心のゆとりを持つには環境を変えることも一つ!
転職や手に仕事をつけて自信を復活させてみてはどうだろうか!

★★★お金に困ったら。。。★★★

絶対に早まっちゃダメ、クレカ・キャッシングを計画的にうまく使って元気になったら一気に返済するのも手だと思うよ!

生活環境を変えて、出費を抑えるのも一つの手だね!