
うつ病で休職・退職したら人付き合いがほぼゼロになったあなたへ|「一人が楽だけど孤独が怖い」ときの人間関係リセット術
うつ病で休職・退職して、「気づいたら人付き合いがほぼゼロになっていた…」と感じていませんか? 家族や近所の人にすら会いたくない一方で、夜ふとした瞬間に強い孤独感とさみしさに襲われる――そんな「一人が楽だけど、孤独が怖い」矛盾した気持ちは、うつ病のときによく起こるごく自然な反応です。この記事では、ITコンサルを辞めてうつ病で仕事を離れた僕の実体験をもとに、【初期:心療内科の先生だけ話せればOK】【中期:近所の買い物に行ければ合格】【その先:人間関係は“守る”より“また作ればいい”と開き直る】という3ステップで、人間関係をリセットしつつ孤独に飲み込まれないための具体的な考え方と行動をまとめました。
INDEX
- 1. いま想定しているあなたの状態
- 2. うつ病で人付き合いがほぼゼロになるのは「よくあること」
- 3. 「一人が楽だけど、孤独が怖い」矛盾はバグじゃなく本音のぶつかり合い
- 4. 【初期】無理して人間関係を守らなくていい時期の過ごし方
- 5. 【中期】近所の買い物に行けたら合格。リハビリとしての「ゆるい人付き合い」
- 6. 【その先】人間関係は“守る”より“また作り直せばいい”と考える
- 7. 具体的なチェックリスト&一言テンプレ集
- 8. まとめ|今日やる「たった一つの行動」
1. いま想定しているあなたの状態
この記事でいちばんイメージしているのは、こんなあなたです。
- うつ病で休職中 or 退職したばかり
- 仕事の人間関係がほぼゼロになっている
- 家族や近所の人に会うのも正直しんどい
- LINEやSNSを開く気力もあまりない
- 一人でいるのは楽だけど、ふとした瞬間に強い孤独感やさみしさが押し寄せる
もし、ここまで読んで「自分のことかも」と少しでも感じたなら、この先の内容はきっと今のあなたの助けになると思います。
2. うつ病で人付き合いがほぼゼロになるのは「よくあること」
まずいちばん伝えたいのは、「うつ病で仕事を離れたら、人付き合いが一気に減るのは“よくあること”」だということです。あなたが特別ダメなわけでも、性格が悪いわけでもありません。
2-1. 職場の人間関係は「環境ごと」消えやすい
仕事の人間関係って、
- 同じ職場・同じプロジェクト
- 毎日顔を合わせる距離感
- 仕事の話題を中心にした会話
こうした「環境のセット」で成り立っています。
そこから自分だけ抜けると、
- 共通の話題がなくなる
- 会うきっかけがなくなる
- 相手も「どう連絡していいか分からない」状態になる
結果として、人間関係は自然とフェードアウトしやすい構造になっています。「自分が嫌われたから」ではなく、仕組み的にそうなりやすい、と考えてOKです。
2-2. うつ病の症状として「人から離れたくなる」
うつ病になると、
- 人に会うだけでどっと疲れる
- 「暗いと思われる」「ちゃんと話せないかも」と不安になる
- ベッドから出るのもつらい
といった状態になりがちです。これは、代表的なうつ病の症状としても説明されています(例:厚生労働省「こころの耳」うつ病の主な症状 など)。
その結果、
- 自分から誘いを断ることが増える
- 相手もだんだん誘いにくくなる
- 気づいたら人とのつながりが減っている
という流れが起きやすくなります。これは「コミュ力が低いから」ではなく、病気と環境がセットで起こす現象だと考えてください。
3. 「一人が楽だけど、孤独が怖い」矛盾はバグじゃなく本音のぶつかり合い
3-1. 実体験:家族や近所の人にすら会いたくない
僕自身、いちばん調子が悪かったときは、
- 家族とご飯を食べることすらしんどくて、自室にこもる
- インターホンの音が鳴るだけで心臓がバクっとして、息が詰まりそうになる
- 近所の人とすれ違いそうになると、ルートを変えてしまう
といった状態でした。正直、「家族や近所の人を含めて、誰にも会いたくない」「誰にも今の自分を見られたくない」と感じていました。
3-2. それでも夜になると、孤独感で胸がスカスカになる
一方で、夜になって家が静かになると、
- 家族の笑い声は聞こえるのに、その輪に入れない自分が悲しくなる
- スマホを見ても、連絡を返す気力が出てこない
- ふと、「このままずっと一人だったらどうしよう」と怖くなる
「一人でいる方が圧倒的に楽」なのに、「このまま一人でい続ける未来は怖い」。この矛盾している気持ちは、決しておかしなことではありません。
整理すると、こんな感じです。
- 体の本音:これ以上刺激を入れたくない。誰とも会いたくない。
- 心の本音:完全な孤独にはなりたくない。誰かには自分の存在を知っていてほしい。
どちらも本音であり、どちらも間違いではありません。まずは、「一人でいたい自分」も「孤独が怖い自分」も両方ホンモノだと認めるところからでOKです。
4. 【初期】無理して人間関係を守らなくていい時期の過ごし方
うつ状態の初期〜いちばんしんどい時期は、はっきり言って、 「無理して人間関係を守ろうとしなくていい」時期だと、僕は感じています。
4-1. むしろ「減らす」のが正解のこともある
この時期は、次のような割り切りでも大丈夫です。
- LINEの返信は追いつかなくてOK
- 元同僚からの連絡にも、「今は体調が良くなくて」と一言返せれば十分
- 近所付き合いは「いま余裕がなくて」で一度切ってもいい
「返信しなきゃ」「嫌われたらどうしよう」と思うほど、心も体も削られていきます。うつ病の療養初期は、“人間関係の断捨離”が治療の一部と考えてもいいくらいだと、僕は本気で思っています。
4-2. 最低ラインは「心療内科の先生と話ができているかどうか」
この時期に、僕が自分に課していた唯一の条件は、 「心療内科の先生とだけは、定期的に話ができていればいい」という最低ラインでした。
- 友だちと話せなくてもいい
- 家族にうまく説明できなくてもいい
- SNSは全部放置でOK
その代わりに、
- 診察のときだけは本音をそのまま出す
- 「人に会いたくない」「家族すらしんどい」という気持ちもそのまま伝える
この1本の“命綱”だけ握っていれば、他の人間関係は一度ゼロに近づいても大丈夫。それくらい割り切ってOKだと、今振り返っても思います。 公的な相談先や情報サイトとしては、例えば厚生労働省「こころの耳」や、国立精神・神経医療研究センター「こころの情報サイト」も参考になります。
5. 【中期】近所の買い物に行けたら合格。リハビリとしての「ゆるい人付き合い」
5-1. 目標は「友達と遊ぶ」じゃなく「買い物に行ける」レベルでいい
薬や睡眠が少し落ち着いて、「死にたいほどじゃないけど、まだ全然元気ではない」という中期に入ったら、ここでようやく、ちょっとだけ外の人との接点を増やしていきます。
とはいえ、目標は高くなくてよくて、「近所のコンビニやスーパーに、一人で行って帰ってこられたら合格」くらいのイメージで十分です。
- レジで「袋いりますか?」に答えられたらハナマル
- 店員さんに「支払いは…」と聞かれても固まらなければ大成功
- 近所の人に会ったら、会釈だけでもOK(会釈すらできなくても不合格ではない)
これはもう、「人付き合いのリハビリ」だと思ってください。
5-2. 「短時間・一方通行・浅い関係」から始める
人間関係の再スタートとしては、
- 診察で医者に話す(深い話だけど時間が決まっている)
- 買い物で店員さんと一言かわす(浅いけど確実に人と関わる)
この2種類がバランス良いと感じました。いきなり「友だちと長時間ご飯」「元同僚と近況報告」といった“ヘビーな人付き合い”を目指す必要はありません。
6. 【その先】人間関係は“守る”より“また作り直せばいい”と考える
中期を超えて少しずつ回復してきたあたりで、僕の中で大きく変わったのが、この考え方でした。
「今ある人間関係をどう守るか」ではなく、「回復してから、自分に合った人間関係をまた作ればいい」。
6-1. 手放していい関係は、ちゃんとある
正直に言うと、次のような人とは、距離を置いてもいいと感じています。
- 休職や退職を「甘え」と決めつけてくる人
- 会うたびに自己肯定感が下がる人
- こちらの体調を無視して予定を詰めてくる人
こうした人間関係は、今後の人生でも「毒」になる可能性が高いです。フェードアウトしたり、連絡を減らしたりするのは、逃げではなく自分を守る選択だと考えて大丈夫です。
6-2. 「また会える関係」は、今ムリしなくても戻れる
一方で、
- 返信が遅くても責めない人
- 「体調どう?」と一言添えてくれる人
- 「落ち着いたらまた話そう」と言ってくれる人
こういう人たちは、今は距離が空いていても、回復したあとでまたつながり直せる関係です。
「今、無理して会う」よりも、「体調が戻ってから、改めて会いにいく」方が、お互いにとってプラスになることも多いと感じています。
7. 具体的なチェックリスト&一言テンプレ集
7-1. 今の自分のフェーズをざっくり確認するチェックリスト
Q1. 人に会ったあと、ぐったりして半日以上動けないことが多い?
- YES → まだ「初期寄り」
- NO → 「中期〜その先」に近づいているかも
Q2. 心療内科の診察で、本音をそれなりに話せている?
- YES → 最低ラインはクリア
- NO → まずはここからでOK
Q3. 近所のコンビニやスーパーに、一人で行ける日が週1回以上ある?
- YES → 中期〜その先
- NO → 初期〜中期の間くらい
Q4. 「この人とはまた会いたい」「正直しんどい」と感じる人が、それぞれ1人以上思いつく?
- YES → 人間関係の“仕分け”を始めてもいいタイミング
- NO → まだ「自分を守る方が先」でOK
7-2. そのままコピペで使える一言テンプレ
元同僚から「今どうしてる?」と聞かれたとき
→「今は体調を整えるのを優先して、しばらくゆっくり療養してます。」
誘いを断りたいとき
→「ごめん、今はまだ人に会うと体力が持たなくて…。もう少し落ち着いたら、また声かけてもらえると嬉しいです。」
家族に本音を少しだけ伝えたいとき
→「誰にも会いたくないくらいしんどいときがあって、でも一人だとさみしくなるときもある。ちょっと面倒な状態だけど、そういう時期なんだと思って、見守ってくれると助かります。」
主治医に気持ちを伝えたいとき
→「家族や近所の人にも会いたくないのに、でも孤独でさみしいっていう、矛盾した感じがずっと続いています。」
8. まとめ|今日やる「たった一つの行動」
最後に大事なところだけまとめます。
- うつ病で休職・退職すると、人間関係がほぼゼロになるのは“よくあること”
- 「一人が楽だけど、孤独が怖い」はバグではなく、本音同士のぶつかり合い
- 初期は、人間関係を無理に守らなくていい。心療内科の先生と話せていれば、それだけで合格。
- 中期は、近所の買い物に行ければ十分。人付き合いはリハビリ感覚でOK
- その先は、「今ある人間関係を守る」より「自分に合う人間関係をまた作り直す」発想にシフト
そして、この記事をここまで読んでくれたあなたに、今日やってみてほしいのは、たった一つです。
次の診察か、もしくは今日のメモ帳でいいので、
「一人が楽だけど、孤独が怖い」と、そのままの言葉で書き出してみる or 主治医に伝えてみる。
人間関係を一気に整えなくて大丈夫。「本音を一か所、安全な場所に出すこと」が、ここからの一歩目です。

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★★★いざと言うときに備えておいても良いかな!★★★
貯金のできない私には保険って助かりました。




★★★頑張らずに頼っても良いんじゃないかな!★★★
宅配などで外に出る機会意を減らして負担芸減してもいいと思います。
カウンセラーなどに相談して、話を聞いてもらうことも、
おいしいものを食べてリフレッシュしても良いんじゃないかな!






★★★自分へのご褒美にリフレッシュもありかな!★★★
心にゆとりが戻せるように自分にご褒美を上げてみてはどうだろう!



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今までの趣味に興味がなくなっていても何か体を動かしてみることも楽しみになるかもよ。



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心のゆとりを持つには環境を変えることも一つ!
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