#037.「うつ病で転職はいつから?」休職中に復職か転職か迷ったときのリアルガイド【体験談つき】

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うつ病で休職中、「この会社に戻るのは正直ムリかも…」「でも転職してもまた潰れたらどうしよう」と板挟みになっていませんか?この記事では、ITコンサル時代に深夜残業とハラスメントで休職し、最終的に転職を選んだ僕の体験をベースに、「うつ病で転職はいつから考えていいのか」「休職中に復職か転職かどう判断するか」を整理します。主治医には「働ける元気や気力がどれくらいあるか」を正直に話して一緒に判断してもらうこと、転職活動ではハラスメント経験をあえて正直に伝え、「それはあなたが悪いのではない」と言ってくれる経営者・会社を選ぶという視点も紹介。簡易チェックで「復職寄り/転職寄り/まだ静観」の3パターンを判定しつつ、うつ病・休職中でもできる“足元だけ見る”転職準備と、今日からの小さな一歩をまとめました。「うつ病 転職 いつから」「うつ病 休職中 転職」で検索してたどり着いたあなたへ。


INDEX


1. 「うつ病で転職はいつから?」最初にざっくり結論

「うつ病で転職はいつから考えていいのか?」へのざっくり結論は、日常生活がそこそこ回り、主治医から“働く話”が出てきた頃がスタートラインです。朝起きて、ご飯を食べて、最低限の家事や用事がなんとかこなせる。そんな日が少しずつ増えてきたら、「転職」という言葉を頭の片隅に置き始めてもいいタイミングと言えます。

一方で、寝る・起きる・食べるがバラバラ「仕事」の2文字を見ただけで動悸や吐き気が出る、主治医にも「就労の話はまだ早いかな」と言われているようなら、正直まだ転職どころではありません。そんな状態で無理に動こうとすると、転職活動そのものがダメージ源になってしまいます。

大事なのは、「気合いでなんとかするか」ではなく、「今の自分の“働ける度”に合わせた選択をすること」です。転職はゴールでも逃げ道でもなく、暮らし方と働き方を調整し直すための手段のひとつ。この記事では、あなたの今の状態を「復職寄り」「転職寄り」「まだ静観」の3つにざっくり分けながら、一緒に考えていきます。

「どれが正解か」を押しつけるのではなく、「今の自分はどのゾーンにいるのか」を知るところから始める。それだけでも、頭の中のぐるぐるは少し落ち着いていきます。


2. 僕のケース:ITコンサル時代に休職→転職を選ぶまで

ここから少し、僕自身の話をさせてください。ITコンサル時代、僕は深夜まで続く残業と、顧客からのパワハラ・モラハラに挟まれて、心も体もどんどんすり減っていきました。電話が鳴るだけで動悸がしたり、顧客の名前がチャットに表示されただけで吐き気がしてくるような日もありました。「ミスしたらまた怒鳴られる」と思うと頭が真っ白になり、仕事=脅しと怒声というセットで脳に刻まれていった感覚があります。

限界がきて休職したあとも、頭の中はぐちゃぐちゃでした。「このプロジェクトから外れればまだやれるのか」「いや、そもそもこの会社や業界の働き方がもうムリなんじゃないか」。でも一方で、「家族の生活と住宅ローンを考えると、年収を落とすのも正直怖い」。白か黒かではなく、グレーな不安がずっと頭の中を回り続けていました。

そんな中で意識したのが、主治医に自分の“働ける元気や気力”を盛らずに話すことでした。「今日はこれくらい動けたけど、翌日はほぼ寝てました」「“仕事”と聞くだけで心がキュッとなる」――かっこ悪い部分も含めて、そのまま話すようにしました。見栄を張って「大丈夫です」と言ってしまうと、最終的に困るのは自分だと感じたからです。

そのやりとりを続けるうちに、心のどこかで薄々わかっていたことが、はっきりしてきました。「正直、この会社と業界に戻ったら、また同じように壊れる可能性が高い」。そして最終的に、僕は転職という選択をしました。

転職活動では、ハラスメントのことも含めて、ある程度正直に話しました。ある経営者からは、「それはあなたが悪いわけじゃないですよね」「そういう状況を放置した会社側の問題だと思います」と言ってもらえました。その一言で、「ハラスメントは自分の弱さやミスのせい」という呪いが、少しだけ解けたのを覚えています。


3. 主治医と一緒に見る「今、働ける度」チェック

転職を具体的に考える前に、まずやってほしいのが「主治医と一緒に“働ける度”を言語化すること」です。診察前に、ざっくりでいいのでメモをつくっておくと、話しやすさが全然違います。

たとえば、①生活リズム(就寝・起床時間、朝起きたときのしんどさ)、②一日の活動量(買い物や散歩、家事ができた日が週に何日あるか)、③「仕事」を思い浮かべたときの反応(会社名や上司の名前を聞いたときの体の反応、働くイメージが何時間くらい続きそうか)など。箇条書きでいいので、ざっとまとめておきましょう。

ここでいちばん大事なのは、自分をよく見せようとしないことです。本音では「ほとんど働くイメージが湧かない」「頑張ればいけそうだけど、翌日寝込むのが目に見える」と感じているなら、そのまま伝えてOKです。主治医は、あなたの元気アピールではなく、リアルな状態を知りたいはずです。

そのうえで、「就労はまだ早いね」「条件付きなら少しずつ考えてもいいかも」といったコメントをもらえたら、それがひとつの目安になります。「まだ早い」と言われたら、転職は一旦そっと横に置いておく勇気も必要ですし、「条件付きなら」と言われたら、復職か転職かを検討し始めていいサインだと受け取ってもいいと思います。

主治医と一緒に“働ける度”にラベルを貼ることで、「自分一人で判断している怖さ」が少し和らぎます。ここがスタート地点です。


4. 復職か転職か?3パターン簡易診断【うつ病×休職中】

ここで、今の自分の立ち位置を知るための3パターン簡易診断を置いておきます。深く考えすぎず、直感でチェックしてみてください。

【A. 復職寄りパターン】
・会社や上司の名前を聞いても動悸や吐き気まではいかない
・部署変更や勤務時間の調整など、会社が動いてくれそうな余地がある
・主治医から「短時間勤務なら検討できるかも」と言われている
・今すぐ大きく年収が下がると生活がかなり厳しい
→ この場合は、「いったん復職+条件調整しつつ、落ち着いたら転職も視野に入れる」のが現実的かもしれません。

【B. 転職寄りパターン】
・会社/上司/顧客の名前を聞くだけで体が固まる、涙が出る
・部署替えや上司変更の可能性がほぼゼロ
・本音では「あの会社に戻るくらいなら働かない方がマシ」と思っている
・主治医からも「元の環境に戻すのはリスクが高いかも」と言われている
→ この場合は、「復職を挟まず、転職軸で考える」方が、自分を守れる可能性が高いです。

【C. まだ静観パターン】
・生活リズムがまだ大きく乱れている
・日常生活だけでいっぱいいっぱい
・「仕事」という言葉自体が重く感じる
・主治医から「就労の話はもう少し先で」と言われている
→ ここは、「転職のことを考え始めてもいいけれど、実際に動くのはまだ先」ゾーンです。

どのパターンに当てはまっても、「今の自分はこういう位置にいるんだ」と認識すること自体が大事です。ラベルを貼るのは、責めるためではなく、自分を守るためだと覚えておいてください。


5. うつ病・休職中に転職活動を始めるタイミングと進め方

「B寄りかもしれない」「A寄りだけど今の会社一本に賭けるのは怖い」というときは、負担が少ない順で転職活動を分けて考えるのがおすすめです。いきなり全力ダッシュしないことが、とても大事です。

ステップ1:情報収集フェーズ(応募なし)
転職サイトに登録し、「残業少なめ」「リモート可」「メンタルヘルス」などで条件検索して眺めるだけにします。気になる求人はブックマークするだけで、応募はしません。「いいな」と感じた会社の共通点(規模、業種、制度など)をメモしておくと、自分の希望が見えやすくなります。体調がいい日に1時間やる程度で十分です。

ステップ2:相談フェーズ(話を聞くだけ)
転職エージェントに、「今すぐではないけれど、今後転職を考えている」と前置きして相談します。経歴や希望条件に加え、うつ病で休職中であることも可能な範囲で伝えてみると、「似たケースの人はどんな働き方をしているか」など具体的な話が聞けます。この段階の目的は内定を取ることではなく、“市場感”を知ることです。

ステップ3:ゆる応募フェーズ(少数に絞る)
主治医のOKが出て、気力・体力にも少し余裕が出てきたら、気になる会社に数社だけ応募してみます。「受かったら考える」くらいの気持ちでよく、選考がしんどくなったら一旦止めても構いません転職活動をフルマラソンではなく、“体力がある日に少し歩く散歩”くらいのテンションで捉えるのが、うつ病・休職中にはちょうどいいと思います。


6. うつ病とハラスメントを転職先にどう伝えるか

「病気やハラスメントのことをどこまで話すか」は、多くの人がつまずくポイントです。僕がたどり着いた結論は、「転職活動では、正直に話をするのも一つの手。そして、“それでもあなたは悪くない”と言ってくれる会社を選ぶ」というスタンスでした。

具体的には、うつ病で休職した事実と、その背景に深夜残業特定顧客からのパワハラ・モラハラがあったことを、できる範囲で落ち着いて説明しました。そのうえで、自分なりにどう対処しようとしたか今はどんな治療やセルフケアをしているかも併せて伝えるようにしました。

ある経営者からは、「それはあなたが悪いわけじゃないですよね」「そういう状況を放置した会社側・プロジェクト側の問題だと思います」と言ってもらえました。その一言で、「ハラスメントは自分の弱さやミスのせい」という思い込みが少し緩み、「こういう会社もあるんだ」と感じることができました

もちろん、すべての会社がこう言ってくれるわけではありませんし、正直に話したことで落ちることもあります。でも今は、それを「理解のない会社から自分を守れた」とポジティブに捉えています。病気やハラスメントの話をしたときの相手の表情や言葉には、その会社の「人の扱い方」がかなり出ます

転職は「選ばれる側」だけでなく、「こちらも相手を選ぶ側」でいていい。うつ病を経験したからこそ、その目線を持っていてほしいと感じています。


7. 迷い続けて消耗しないための“小さな3ステップ”

最後に、「復職か転職か」で頭がパンパンになっているときに、今日からでもできる小さなステップを3つ挙げます。どれも、いきなり人生を変えるようなものではなく、「今の自分を少しだけ楽にするための行動」です。

① 主治医と“働ける度”を1枚のメモにする
診察前に、1週間の睡眠・活動・気分のざっくり記録と、「仕事」を思い浮かべたときの感覚、本音の不安を書いておきます。それを見せながら「先生から見て、就労の話はどの段階ですか?」と聞くと、自分一人で悩むより、判断の軸がはっきりします

② 今の会社に対して「ここまでできたら続けられる」ラインを書く
部署変更・上司変更・働き方の調整など、「これが叶えば続けられる」「ここまでできなければ厳しい」という条件をノートに書き出します。○が多ければ復職寄り、×が多ければ転職寄り、とざっくりラベリングしてみましょう。感情だけでなく、「条件」として書き出すことで、モヤモヤが少し整理されます

③ 転職活動で大事にしたい“1つの価値観”を書く
条件をたくさん並べる前に、「ここだけは譲れない」という価値観をひとつ決めます。例:ハラスメントを組織の問題として扱う会社残業◯時間以内メンタル不調への理解がある職場など。これを基準に面接での反応を見れば、「自分が大事にしたいものを尊重してくれる会社か」が判断しやすくなります。

転職は逃げでも負けでもなく、「今までの働き方では自分の心と体がもたない」と気づいた人だけが選べる、生き方の調整だと、僕は思っています。この記事が、「まだ動けない自分」を責めすぎないためのクッションになりつつ、「そろそろ少しだけ先を見てみようかな」と思えたときの、静かな道しるべになればうれしいです。



★★★いざと言うときに備えておいても良いかな!★★★

貯金のできない私には保険って助かりました。


★★★頑張らずに頼っても良いんじゃないかな!★★★

宅配などで外に出る機会意を減らして負担芸減してもいいと思います。

カウンセラーなどに相談して、話を聞いてもらうことも、

おいしいものを食べてリフレッシュしても良いんじゃないかな!


★★★自分へのご褒美にリフレッシュもありかな!★★★

心にゆとりが戻せるように自分にご褒美を上げてみてはどうだろう!


★★★気分転換に趣味もいいかもね!★★★

趣味を見つけて何かをやってみるものいいと思う。

今までの趣味に興味がなくなっていても何か体を動かしてみることも楽しみになるかもよ。


★★★転職で環境を変えるのもいいかもね!★★★

心のゆとりを持つには環境を変えることも一つ!
転職や手に仕事をつけて自信を復活させてみてはどうだろうか!

★★★お金に困ったら。。。★★★

絶対に早まっちゃダメ、クレカ・キャッシングを計画的にうまく使って元気になったら一気に返済するのも手だと思うよ!

生活環境を変えて、出費を抑えるのも一つの手だね!