#035.うつ病で働けなくなったときのローン支払いどうする?住宅ローン・マイカーローン・カードローンの整理術

うつ病で働けなくなり、住宅ローンやマイカーローン、カードローンの支払いが苦しくなっている人へ。「もう払えないかも…」と追い詰められる前にやることを、①現状の見える化 ②ローンの優先順位 ③返済条件の見直し相談 ④債務整理を検討するタイミング、という流れでやさしく整理します。


INDEX


1. うつ病とローンのダブルパンチで心が折れそうなときに

うつ病で働けなくなると、真っ先に頭に浮かぶのがこれじゃないでしょうか。

「このままじゃローン払えない…どうしよう」

住宅ローン、マイカーローン、カードローン。どれも毎月自動で引き落とされるので、収入が減った瞬間に一気にプレッシャーになります。

体もしんどい、メンタルもしんどい、そのうえ「お金のことを考えなきゃ」というプレッシャーが重なって、頭も心もパンクしそうになります。

ここから抜け出すために、この記事では

  • 現状を整理する
  • ローンの優先順位をつける
  • 払えなくなる前に相談する
  • それでも無理なら制度(債務整理)も知っておく

という流れで、「うつ病とローン支払いの悩み」を一つずつほどいていくことを目指します。


2. まず「今いくら・いつまで払うのか」を見える化する

しんどいときほど、通帳や明細を見るのが嫌になります。でも、ここを放置すると「なんとなくヤバい」不安だけが増えていくので、メンタル的にもかなりキツくなります。

最初のステップは、とにかく全体像を紙に出して「見える化」すること。

2-1. ローン一覧をざっくりでいいので書き出す

ノートでもスマホのメモでもOKなので、こんな感じで書き出してみます。

  • 住宅ローン
    残高:◯◯◯◯万円/毎月の返済額:◯◯万円/ボーナス払い:あり・なし/完済予定:20××年◯月
  • マイカーローン
    残高:◯◯万円/毎月の返済額:◯万円/あと◯回で終了
  • カードローン・リボ
    残高:◯◯万円/毎月の返済額(最低額):◯円/金利:年◯%

きれいな表じゃなくて大丈夫です。「あとで見返して自分が分かればOK」くらいのラフさで書き出しましょう。

2-2. 今の収入と固定費もざっくり並べてみる

ローンだけでなく、今の収入や他の固定費も並べると全体像が見えやすくなります。

  • 今の収入(給与/傷病手当金/失業給付など)
  • 家賃/住宅ローン
  • 光熱費・通信費
  • 保険料
  • 通院費・薬代

ここまで書き出すと、

  • 住宅ローンは重いけど利率は低め
  • カードローンの金利と返済額が一番エグい
  • マイカーローンはあと◯年で終わる

といった“お金の地図”が見えてきます。


3. 住宅ローン・マイカーローン・カードローンの優先順位

全部を完璧に払おうとすると、自分の心身がもちません。そこで「守る優先順位」を決めるのがポイントです。

※ここからはあくまで一般論です。最終判断は必ず専門家と相談して決めてください。

3-1. 一般的に優先度が高いと言われやすいもの

よく言われる優先順位はこんなイメージです。

  1. 住宅ローン(家を失うリスクがある)
  2. マイカーローン(車が生活・通院に必須の場合)
  3. カードローン・リボ・消費者金融系の借金

住宅ローンを滞納すると、督促や差し押さえ・競売のリスクにつながります。住む場所が不安定になることは、メンタルにも大きなダメージです。

3-2. カードローン・リボは「要・整理ゾーン」

カードローンやリボ払いは、

  • 金利が高い
  • 返済しても元金がなかなか減らない
  • 気づいたら残高が膨らんでいる

という特徴があり、「ここをどう整理するか」が家計改善の大きな鍵になります。


4. 「払えなくなる前」にローン会社へ相談するという選択肢

本当にダメになる前に金融機関へ正直に相談すると、返済条件を見直せるケースがあります。

4-1. 返済条件の見直しでできることの例

  • 返済期間を延長して、月々の返済額を下げる
  • 一定期間だけ元金据え置き(利息のみの支払い)にしてもらう
  • ボーナス払いをやめて、月々に均等にしてもらう

もちろん必ず通るわけではありませんが、「延滞を繰り返してから」より「苦しくなりそうな段階で」相談するほうが話はしやすいです。

4-2. 相談がつらいときの工夫

「電話するだけでしんどい」ということもありますよね。そんなときは、

  • ネットバンキングの問い合わせフォームから事情を書く
  • メールで相談できる窓口を探す
  • 家族に同席してもらって電話する
  • 話したいことを箇条書きにしたメモを用意しておく

といった工夫で、ハードルを少し下げられます。


5. 任意整理・債務整理・自己破産を検討するときの考え方

「どう考えても、このままじゃ払えない」という場合、債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)という選択肢も視野に入ってきます。

ここは法律がからむので、あくまでざっくりイメージとして読んでください。具体的な判断は必ず弁護士・司法書士など専門家と一緒に。

5-1. 任意整理とは

  • 弁護士・司法書士が債権者と交渉し、将来利息をカット+分割払いで和解を目指す
  • 住宅ローンや自動車ローンは対象から外し、カードローンだけ任意整理するケースも多い

5-2. 個人再生とは

  • 借金の元本そのものを大きく減額してもらい、原則3〜5年で分割返済する手続き
  • 条件を満たせば「住宅ローン特則」で家を手放さず続けることも可能

5-3. 自己破産とは

  • 原則としてほとんどの借金が免責(支払い義務がなくなる)
  • 一定の財産は処分対象になるが、日常生活に必要なものは残せる場合も多い

名前の印象は重いですが、「どうやっても返せない状況から人生を立て直すための制度」という側面もあります。


6. 生活費とメンタルを守るためにできること

ローンを守ることだけを優先すると、

  • 食費を削りすぎる
  • 通院を我慢してしまう
  • 光熱費を止められるギリギリまで我慢する

といった「自分を追い込みすぎモード」に入りがちです。

でも、うつ病の治療は長期戦になりやすく、「今月だけ乗り切ればOK」では終わりません。

6-1. 優先したい支出

できるだけ守りたいのは、次のようなお金です。

  • 住居費(家賃・住宅ローン)
  • 光熱費・通信費(最低限)
  • 通院費・薬代
  • 健康を削りすぎない範囲の食費

そのうえで、

  • サブスクの解約や見直し
  • 保険の見直し(不要な特約がないか)
  • 車を維持するかどうかの検討(地域によっては必須なので慎重に)

など、削れるところを冷静に見ていくイメージです。

6-2. 「健康を削ってローンを守る」は長期的には逆効果

ローンを守るために睡眠や体調を犠牲にし続けると、結果的に病状が悪化して「働ける時期がさらに先送り」になることもあります。

「体調と最低限の生活を守りつつ、ローンはできる範囲で」というバランスを、専門家や家族と相談しながら探していきましょう。


7. 一人で抱えないための相談先リスト

お金とメンタルの悩みは、

  • 恥ずかしい
  • 情けない
  • 全部自分のせいだ

と感じてしまい、誰にも言えなくなりがちです。ですが、ここを外に出せるかどうかで、その後が本当に変わります。

7-1. 相談先の例

  • 自治体の無料法律相談
    市区町村・都道府県の公式サイトで「法律相談」「債務相談」などのキーワードで検索してみてください。
  • 法テラス(日本司法支援センター)
    借金・離婚・労働など、法的トラブル全般について相談でき、条件により無料相談や弁護士費用の立替もあります。
    法テラス公式サイトはこちら
  • 消費生活センター・消費者ホットライン「188」
    悪質な勧誘やよく分からない契約のトラブルなどで困ったときの相談窓口です。
    消費者ホットライン(188)の案内ページ
  • 多重債務についての相談窓口(金融庁)
    多重債務に関する相談先が一覧で整理されています。
    金融庁「多重債務についての相談窓口」
  • 心療内科・メンタルクリニックの主治医
    診断書や就労の見通しなど、法律相談の場でも必要になる情報を一緒に整理してもらえます。

ローンが残っている=人生終了ではありません。
少しずつでいいので、

  • 状況を紙に出して整理する
  • 優先順位をつける
  • 払えなくなる前に相談する
  • 必要なら制度も使う

というステップを踏んでいけば、今より少しだけでも「やること」が見えてくるはずです。この記事が、その最初の一歩になればうれしいです。



★★★いざと言うときに備えておいても良いかな!★★★

貯金のできない私には保険って助かりました。


★★★頑張らずに頼っても良いんじゃないかな!★★★

宅配などで外に出る機会意を減らして負担芸減してもいいと思います。

カウンセラーなどに相談して、話を聞いてもらうことも、

おいしいものを食べてリフレッシュしても良いんじゃないかな!


★★★自分へのご褒美にリフレッシュもありかな!★★★

心にゆとりが戻せるように自分にご褒美を上げてみてはどうだろう!


★★★気分転換に趣味もいいかもね!★★★

趣味を見つけて何かをやってみるものいいと思う。

今までの趣味に興味がなくなっていても何か体を動かしてみることも楽しみになるかもよ。


★★★転職で環境を変えるのもいいかもね!★★★

心のゆとりを持つには環境を変えることも一つ!
転職や手に仕事をつけて自信を復活させてみてはどうだろうか!

★★★お金に困ったら。。。★★★

絶対に早まっちゃダメ、クレカ・キャッシングを計画的にうまく使って元気になったら一気に返済するのも手だと思うよ!

生活環境を変えて、出費を抑えるのも一つの手だね!