#024.うつ病で休職・退職が不安なあなたへ|上司への伝え方と診断書・傷病手当金の話

「うつ病で休職したいけど、会社にどう言えばいいのか分からない」「このまま退職した方がいいのかも…でもお金も将来も不安」──そんなモヤモヤを抱えているあなたに向けた記事です。うつ病で休職・退職を考えるときに出てくる典型的な不安(会社に迷惑をかける罪悪感、評価やキャリアへの不安、収入の心配)をやさしく整理しつつ、心療内科の先生を味方につけて診断書をもらい、「就労不可」の診断書を持って上司に休職をお願いした実体験を、メールの文面例つきで紹介します。無理に電話や口頭で伝えなくても、まずはメールだけでOKな理由もお伝えします。また、退職を選ぶときに知っておきたい傷病手当金の存在や、退職日の数日前までに申請を済ませておきたいポイント、人事部がどんなふうにサポートしてくれたかも解説。もし職場に理解がなかったときの相談先や、弁護士といった外部のプロに頼るタイミングにも触れながら、「うつ病で休職・退職を選ぶのは逃げではなく、自分を守るための大事な一歩だよ」というメッセージを届けます。

1.うつ病で休職・退職を考え始めたとき、なにがそんなに不安なのか

うつ病で「もう仕事キツいな」「このままは無理かも」と感じ始めると、まず来るのが“正体不明の不安”ですよね。「会社に迷惑かけるんじゃないか」「評価がガタ落ちするんじゃないか」「クビになったらどうしよう」「もうどこでも働けないかも」みたいな、最悪パターンだけが頭の中で増殖していきます。

でも、うつ病って「がんばりが足りない」からなるものじゃなくて、ちゃんとした病気です。むしろここまで我慢してきたから、心と体がブレーキを踏んでくれている状態。なのに、まじめな人ほど「休んだら負けだ」「甘えてるだけだ」と自分を責めがちなんですよね。

この記事は、「うつ病 休職 不安」「うつ病 退職 不安」みたいなキーワードで検索してたどり着いたあなたに向けて、実際に心療内科から“就労不可”の診断書をもらって会社と話をした私の体験も混ぜながら、一つずつ整理していくつもりです。「不安であたりまえ。そのうえで、どう動くか一緒に考えよう」というスタンスで読んでもらえたらうれしいです。


2.うつ病で休職したいのに言い出せないときの「あるある不安」

「もう限界っぽい。休職した方がいいかも」と思っても、上司に言い出すのってめちゃくちゃハードル高いですよね。

たとえばこんな気持ち、ありませんか?

  • 自分が抜けたら仕事が回らない気がして怖い
  • 「メンタルくらいで休むの?」と思われそうでイヤ
  • そもそも、うつ病って会社でどう扱われるのか分からない

私も完全にこのループにはまっていました。メールを書いては消し、送信ボタンの前でフリーズ…を何度も繰り返しました。

ただ、あとから振り返ると、その不安のかなりの部分は「一人で勝手に最悪パターンを増幅してた」ところもあります。もちろん、残念ながら理解のない職場もあります。でも、「まずは休んだ方がいい」「制度の説明をするから一緒に考えよう」と言ってくれる上司や人事もちゃんといます。

不安って、「分からない」「誰にも話していない」状態のときに一番大きくなります。心療内科の先生でもいいし、家族や信頼できる同僚でもいいので、まずは誰か一人に話してみる。そこから少しずつ、「じゃあこうしてみようか」と現実的な選択肢が見えてきます。


3.まずは心療内科へ:診断書は“心の味方”になってくれる

私が最初にやったのは、「一人で決めるのはやめよう」と決めて、心療内科に駆け込むことでした。仕事の状況や、眠れない・食欲がない・仕事のことを考えるだけでお腹が痛くなる…みたいな状態をそのまま話したら、「うつ病ですね」と診断されて、「就労不可」の診断書が出ました。

この診断書、会社にとっては「本人の気分じゃなくて、医師が“働くのは無理”と言っている」という大事な根拠になります。そして、自分にとってもかなり大きい一枚です。「あ、ここまで無理してたんだな」と認めざるを得なくなります。

心療内科の先生とは、休む期間の目安や薬のこと、復職のタイミングなんかも相談できます。「こんなことまで話していいのかな?」と思うことほど、遠慮せず話してOKです。私は、仕事の具体的な状況(残業続きだったとか、人間関係がしんどかったとか)も含めて全部話しました。

うつ病で休職・退職を考えるなら、「医師という味方」を持っておくのは本当におすすめです。一人で抱え込むよりも、「診断書」という形で、自分の状態をちゃんと外に出してもらう感じです。


4.うつ病で休職・退職の相談をするとき、いつ・どう切り出す?

次の壁が、「じゃあ上司にどう話すの?」問題です。私は、いきなり口頭で説明する自信がまったくなかったので、まずは有休をとって体を休めつつ、そのあいだにメールで相談の連絡を入れました。

いきなり「もう無理です、明日から休みます!」だと相手もびっくりしてしまうので、

  • 心療内科でうつ病と診断されたこと
  • 医師から“就労不可”と言われていること
  • 今後の働き方(休職など)について相談したいこと

このあたりをコンパクトにまとめて送りました。

事前に整理しておくとラクなのは、

  1. 今の症状(ざっくりでOK)
  2. 医師の見立て(就労不可か、配慮があれば働けそうか)
  3. 相談したいこと(休職・配置転換・時短など)

それと、診断書がいつ手元に来るかも先生に聞いておくとスムーズです。「なんか最近しんどいんで休ませてください」より、「医師からこういう診断書が出ています」と言えた方が、話が進めやすくなります。


5.うつ病で休職・退職を切り出すときの上司への伝え方【メール例付き】

ここ、多くの人がいちばんビビるところだと思います。先に大事なことを言うと、

無理して電話や口頭で報告しなくて大丈夫です。

うつ病のときって、人と話すこと自体がめちゃくちゃ負担ですよね。「ちゃんと説明できるかな」「変に思われないかな」と考えるだけで動悸がして、電話をかける前から消耗します。それでボロボロになるくらいなら、最初はメール一択でOKだと思っています。

大事なのは、「必要なことが伝わること」。手段はメールで十分です。メールなら、自分のペースで文章を直せるし、何度も読み返してから送ることもできます。そのうえでメールの中で「一度お打ち合わせの時間をいただけますか」とお願いして、診断書を持って対面で相談、という流れにすればOKです。

件名の例

  • 【ご相談】うつ病による休職について
  • 【ご相談】就労不可の診断書について

本文テンプレ(コピペOK・必要に応じて調整して使ってください)

○○部 ○○課
○○様

いつもお世話になっております。△△の□□です。

私事で大変恐縮ですが、体調不良により心療内科を受診したところ、
「うつ病」と診断され、医師より「就労不可」との診断書が発行されました。

現状では、通常どおりの勤務を続けることが難しいため、
一定期間、休職をさせていただきたくご相談申し上げます。

まずは直近の業務の引き継ぎや今後の進め方についてご相談したく、
○月○日(○)〜○月○日(○)の間で、
○○様のご都合のよいお時間にお打ち合わせのお時間をいただけますでしょうか。

診断書につきましては、面談時に持参いたします。

お忙しいところ誠に恐れ入りますが、
ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――
会社名:
部署名:
氏名:
メール:
電話:
――――――――――

私も、ほぼこんな感じの内容を休暇中にメールで送り、そのあと実際に会って診断書を見せながら「精神疾患で就労不可の診断書が出たので、お休みをいただきたいです」と正直に話しました。もちろん緊張しましたが、「最初の一歩をメールにした」のは本当に正解だったなと思っています。


6.うつ病で退職を考えたときに気になるお金と傷病手当金

休職してもなかなか良くならなくて、「この会社で働き続けるのは厳しいかも」「退職も視野に入れた方がいいかな」と思うこともあると思います。そこでリアルにのしかかってくるのが、お金の不安ですよね。

私のときは、人事部が「健康保険の傷病手当金が使えると思います」と教えてくれて、本当にホッとしました。ざっくり言うと、傷病手当金は「病気やケガで働けないときに、条件を満たしていれば一定期間お金が支給される制度」です。細かい金額や条件は健康保険によって違うので、そこは人事や健保組合に確認してもらうのが一番確実です。

ポイントは、退職がチラついた段階で、人事に早めに相談すること退職日の数日前にバタバタしてしまうと、書類の準備が間に合わない…なんてことにもなりかねません。「退職=収入ゼロ」ではなく、「どの制度をどれくらい使えそうか」を知るだけでも、うつ病で退職する不安はだいぶマイルドになります。


7.うつ病で休職・退職を理解してもらえないときは、どこに相談する?

正直言うと、すべての職場がメンタル不調に優しいわけではありません。「それくらいで休むの?」「診断書なんて関係ない」とか、心ないことを言われてしまう可能性もゼロではありません。そこで「やっぱり自分が悪いんだ」と全部背負い込んでしまうと、本当に危険です。

そんなときは、まず「いつ・誰に・何を言われたか」をメモしておきましょう。そのうえで、

  • 人事部
  • 産業医
  • 労働組合

など、社内の相談窓口があれば順番にあたってみるのがおすすめです。

それでもダメそうなら、

  • 労働基準監督署の相談窓口
  • 自治体の労働相談
  • 弁護士(法律相談)

といった外部のプロに頼るのもアリです。弁護士というと「いきなり訴える怖い人」みたいなイメージを持ちがちですが、「この状況からどう抜けたら自分の心と生活を守れるか」を一緒に整理してくれる存在でもあります。

「自分さえ我慢すれば丸く収まるよね」と思ってしまうタイプの人ほど、ちゃんと誰かに相談してほしいなと思います。


8.うつ病で休職・退職しても、人生リセットにはならない

うつ病で休職や退職を選ぶと、「もう終わった」「キャリアも家族への信頼も全部なくした」と感じてしまうかもしれません。私も正直、当時はそんなふうに思っていました。

でも今ふり返ると、「あのとき無理やり働き続けていた方が、よっぽど危なかったな」とも思います。休職・退職って、ゲームでいう“リセットボタン”ではなく、“一時停止して体制を立て直すためのポーズボタン”に近いです。

この記事で書いてきたように、

  • 心療内科の先生(診断書を含む)
  • 傷病手当金などのお金の制度
  • 人事・産業医・労働相談の窓口
  • 場合によっては弁護士

あなたを支えてくれる仕組みや人は、思っているよりたくさんあります。

今は真っ暗に見えているかもしれませんが、「今日はとりあえずメールの下書きだけしてみる」「今週中に一回、先生に相談してみる」みたいな小さな一歩で十分です。うつ病で休職・退職を選ぶのは、“逃げ”じゃなくて、“ちゃんと生き延びるための選択”。そのことだけは、どうか忘れないでいてほしいなと思います。




★★★いざと言うときに備えておいても良いかな!★★★

貯金のできない私には保険って助かりました。


★★★頑張らずに頼っても良いんじゃないかな!★★★

宅配などで外に出る機会意を減らして負担芸減してもいいと思います。

カウンセラーなどに相談して、話を聞いてもらうことも、

おいしいものを食べてリフレッシュしても良いんじゃないかな!


★★★自分へのご褒美にリフレッシュもありかな!★★★

心にゆとりが戻せるように自分にご褒美を上げてみてはどうだろう!


★★★気分転換に趣味もいいかもね!★★★

趣味を見つけて何かをやってみるものいいと思う。

今までの趣味に興味がなくなっていても何か体を動かしてみることも楽しみになるかもよ。


★★★転職で環境を変えるのもいいかもね!★★★

心のゆとりを持つには環境を変えることも一つ!
転職や手に仕事をつけて自信を復活させてみてはどうだろうか!

★★★お金に困ったら。。。★★★

絶対に早まっちゃダメ、クレカをうまく使って元気になったら一気に返済するのも手だと思うよ!

生活環境を変えて、出費を抑えるのも一つの手だね!